永遠というもの
ヒトは何故生まれてくるのか
ヒトは死んだら何になるのか
我々生物の命は永遠ではないゆえに、様々な可能性を手に入れようとする。
例えば、不老不死の薬や、永遠に動き続ける「永久機関」などだ。
「永久機関」は回転を必要とする。上図は湊弘平氏の発明した磁力回転装置。
磁石や重力などを利用したフリーエネルギーへの挑戦は現在も続いている。
上図は電磁石式フライホイール発電機。
回転は永遠を意味する。
キネティック・インスタレーションの世界。
勿論、人間も重力や地球の自転などに影響を受けている。
古来、日本の武士にみる甲冑にも、永遠を意味する形を見る事ができる。
例えば鍬形先端の部分で3という数字にも似ている穴がお分かりいただけるだろうか。
この穴は渦潮、つまり、永遠を意味している。
さらに、下の写真は栴檀板。赤革と絵革を縫い合わせる伏組があるが、これも矢印のような模様で時計と反対周りに伏組されている。(制作は立花アートスタイル)
回転には永遠に直結するイメージがある。
回転にはテンポとリズムが伴い、グルーヴが生まれる。
このタイミングはヒトを感動させ、共振共鳴させる原動力となる。
回転からいろいろなものが見えてくる。
心臓循環器系、内臓系をはじめ、人の機能は回転とリズムで成立している。
神経細胞に巻き付くシュワン細胞やグリア細胞の巻き付き方は右回りなのか、左回りなのか、この疑問に対する答えはまだ不明だが、回転のエネルギーを利用していることは間違いないだろう。
永遠というもの、それは「存在している」ということかも知れない。
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